美容皮膚科によって、取り扱う治療方法には違いがあります。
クリニックを選ぶ際には、そのクリニックが行っている治療方法も確認してみましょう。
美容皮膚科で受けられるニキビ治療
- 光治療
- 光を照射することによってニキビ菌を殺菌して治療をします。
皮膚を吸引し、毛穴の皮脂や老廃物を取り除いた所へ光を照射するというものです。
照射機器には様々あり、それぞれに特性があります。 - ピーリング治療
- ピーリング剤というグリコール酸やサリチル酸を肌に塗り、古い角質を落とします。
皮膚が活性化し肌のターンオーバーを促します。
ピーリング後は肌が敏感になっているので、紫外線を極力避けるなどしてケアをしましょう。 - 外用治療薬
- 有名なものではレチノイド外用薬があります。
患部に塗布をして治療をします。
外用薬が肌に合わない場合は副作用が出ることもあるので注意しましょう。 - 内服治療
- 抗菌薬や抗生剤を飲んで、身体の内側から治療をします。
皮脂の分泌を抑えたり、肌の健康に必要なビタミン剤など様々です。
また、他の治療と組み合わせる場合も多くあります。
皮膚科と美容皮膚科の違い
一般の皮膚科と美容皮膚科には違いがあります。
以外と知らない皮膚科と美容皮膚科の違いについてご紹介します。
以外と知らない皮膚科と美容皮膚科の違いについてご紹介します。
どちらも医療機関であることには変わりはありません。
では一体どこに大きな違いがあるのかというと、一般の皮膚科では主に保険の範囲内の治療を行っています。
美容皮膚科の治療は、基本的には自由診療となりますが、保険が適用される治療も取り扱っています。
美容皮膚科は自由診察になりますが、美肌のプロである専門医に診てもらい治療を受けることが出来ます。
また、多くの治療法の中から最も自分に合った治療法を組み合わせて治療することもできるので、一人ひとりの肌質や症状に合わせることができます。
- 「一般の皮膚科での治療」
- 一般の皮膚科は、「今できているニキビの治療」が目的です。
保険適用となる内服薬や外用薬が処方されますが、使用できる薬が限定されています。
ニキビが少しできているくらいの軽い症状であれば、一般の皮膚科の治療で十分に治療が可能です。
保険が適用される治療には、外用レチノイド、抗菌薬、イオウ製剤、面皰圧出があります。 - 外用レチノイド(ディフェリンゲル)は、2008年10月に認可されたにきび治療薬です。
アダパレンを主成分としています。微少面皰やニキビの初期段階の面皰に作用します。 - 抗菌薬は赤ニキビに対して使われることが多く、外用レチノイドと併用されることもあります。
塗り薬と飲み薬があります。 - 面皰圧出は、器具を使ってにきびの芯を押し出します。
イオウ製剤には角質を柔らかくする効果があるので、イオウ製剤を使用してから面皰圧出を行う方法もあります。
- 「美容皮膚科での治療」
- 美容皮膚科は、「ニキビを治しながら肌をより美しくする」ことが目的です。
ニキビを治すだけでなく肌をキレイにすることができ、治療の効果も早く得ることができます。 - 「光治療」「レーザー治療」「ピーリング治療」「外用治療薬」「内服治療」「注射」など、治療の選択肢が多数あります。
- また、ニキビ跡の同時に治療していくためニキビ治療後のニキビ跡を心配しなくてすみます。
治療に使用される機器も日々進歩を続けており、最新の医療機器を積極的に導入している美容皮膚科もあります。
「ケミカルピーリング」や「イオン導入」など、肌質を改善する効果のある治療もあり、ニキビを治すだけでなく美しい肌を目指すことができます。
メスを使うことなく肌のトラブルを改善できるのが美容皮膚科の治療です。